偏差値と難易度
中学入試の偏差値の特徴として、
偏差値が同じならば、難易度が同じかというと、そうとはいえません。たとえば
、2月1日の男子の早稲田、海城、サレジオ学院は、四谷大塚の合格可能性80%ライ
ンの偏差値ではともに59です。合格可能性50%ラインまで見ると、それぞれ55、54
、53。80%偏差値が同じでも、50%偏差値が低いです。偏差値が低くても合格しや
すいということを意味しています。予想偏差値というと80%偏差値でばかり見てし
まいますが、50%、さらに20%まで見ていくと、実質的な学校の難易度が見えてき
ます。
3大公開テストのような1万人規模で行われる模試の偏差値は、かなり信頼度が高
いものです。それでも、自分の偏差値よりも、80%偏差値が10ポイント以上も上の
学校に合格するケースも決して珍しくありません。偏差値のうえからは合格が難
しく思えても、その学校に入りたいという強い気持ちがあり、しかも入試問題と
の相性がよければ、合格することは不可能ではないのです。
受験校選びでは、入試問題との相性なども十分考慮し、偏差値を上下10ポイント
ぐらいの幅で見ることが大切です。
前回のテストよりいきなり偏差値が10以上も下がったら、ショックかもしれませ
。しかし、1回の偏差値が悪かったからといってあまり気にしないことです。小学
生の場合、体調が悪かったり、苦手な問題が多く出たり、会場の雰囲気がいつも
と違っていたりして、普段の力が発揮できないことはあります。
反対に、一番高かったときの偏差値を子どもの実力と考えるのも危険です。入試
本番という特殊な状況の中では、最高時の力を発揮するのは難しです。同一主催
者のテストを何回か受けて、その平均偏差値で判断するのが無難です。
中学入試の偏差値の特徴として、母集団の学力が高いため偏差値は低めに出ると
いうことです。もともと、中学受験を考えている生徒は各学校でも学力が高い子
供達です。母集団は正規分布ではなく上位に偏っています。必然的に各学校の偏
差値は低めに出ます。中学の系列高校がある場合は高校の偏差値は中学入試より
偏差値は10ポイント位高くります。中学入試の偏差値の特徴として、子供のコ
ンディションによって偏差値は10ポイント位ゆれます。小学生の子供の学力は
高校生とは違って安定した物ではありません。コンディションや出題範囲などに
よって偏差値は10ポイント位ゆれます。そのため、志望校選択時も偏差値が1
0ポイント高い挑戦校や逆に偏差値が10ポイント低い押さえ校などを選ぶ必要
があります。